占いの功罪

占いが好きな人は多いだろう。古今東西、あらゆる時代で占いは活用されてきた。戦争から恋愛までその守備範囲は幅広い。かくいう私も昔から占いにご縁があって、学生時代に関係した会社は、占いコンテンツ制作会社の草分けだった。今では、占いコンテンツは儲かるとわかっているので多くの会社が制作しているが、時代に先駆けて占いコンテンツを作っていた会社だった。その会社を通して知り合った人たちは、今も様々な分野で活躍している。

何故か私は、昔から占い師や霊能者の方々を紹介されることが多く、そしてそういう人たちに私は好かれることが多い。例えば、見てもらったら普通はそれで終了だろう。しかし、のちにあなたに紹介したい人がいるからと人を紹介してくれたり、こういうことをやらないか?と奇抜な話を持ってきたり、はたまた占い師ゆえに知り得た内緒の話をしてくれたりする。

今はもう有料で占いにいこうとは全く思わない。当たるも八卦、当たらぬも八卦の世界だなと体験から理解した。占いの話は面白いけど、エンターテイメントでしかない。ゴシップと似たようなものだ。

確かに四柱推命などは統計学だから、確率的に参考になることは多い。そういう傾向にあるなと納得することはある。でもそれがわかったからといって好奇心が満たされるだけで、魂の進化や幸福とは何の関係もない。むしろ遠ざかるかもしれない。

外部の知識に判断を委ねると、自らの中にある直感を弱めてしまう。

また、言われたことに縛られて、自分でその予言を実現化してしまうこともある。不安なことほど人は気になって、不安に感じている事柄を引き寄せてしまいがちだ。予言の自己成就である。

心理セラピーとして占いを活用している人もいるから、それで救われている人もいるだろう。しかしながらそれで立ち直って人生を歩んでいく人は少ない。大抵は、益々占いにハマって人生をおかしくしたり、依存心が強くなったりする。好奇心、エンターテイメントで楽しむ程度なら良いだろう。

良くあたるという人ほど要注意である。蛇やキツネの霊が関わっているかもしれない。

それにしても、最近久しぶりにテレビである霊能者をみたが、随分と悪人顔になっていてびっくりした。彼のお陰で霊の世界もスピリチュアルと呼ばれて随分と世間の抵抗感がなくなった功績は大きい。そんな人だからこそ、魔界には気をつけないといけないのだが、それが一番難しいのだ。

成功者がその成功体験で失敗するようなものだ。

進化成長への早道は、目の前の出来事に思いを巡らし、自分の中の直感に照らし合わせて行動し、仲間に検証してもらうのが一番だ!

「占いの功罪」への4件のフィードバック

  1. 自分は、占いあんまり信じないほうなんで行ったこともないんですが・・・
    確かに、占ってもらった内容をいいように信じて結果良ければいいですけど、考え込んで人生だめにしたくないのもですよね。
    占う人もその人に人生を左右するくらいの気持ちで占ってほしいです。

  2. 世の中の状態がそうさせるのか?
    魂の歴史の浄化のためにそうなるのか?
    今までは何事も不安が先でしたが、行動、体験、実践を
    とうして不安が薄くなり消えていきました。
    行動、体験に勝るものはないと・・・感じています。

  3. こんばんは!
    占いといえば、沖縄は本当に占い文化というか神を信じる国というか・・・びっくりしました。
    私は移住2年たった今でも、まだ行った事がないのですが、沖縄にはたくさんのユタ(霊能者?占い師?)がおり、沖縄県民の心のよりどころになってるみたいです。
    また、本当にあったエピソードですが知人が交通事故(軽めの)に遭ったのですが、その時あまりの驚きでマブヤー(魂)を落としたから翌日ユタに行ってマブヤーを拾ってもらう。。との発言がありました。本当に理解しがたかったですが、マブヤーを落としたから拾ってくるという話は沖縄では珍しくない話だとか・・・
    私自身は占い師そのものを信じない訳ではないのですが感受性が強くて人よりも人間のエネルギーを強く感じ取れる方々なのかなと思ってます。
    こんな私でも仕事がら今までたくさんの人にあっていると初対面でも大体どんな人か今後どうなるかというのは、分かってきますね。これは占いとかではなく企業の人事の人たちがたくさんの就職希望者と面談してるとその人がどんな人か判ってくるのと同じようなものかな・・なんて思ってます。長々と恐縮でした。また更新、楽しみにしております。

  4. 僕の周りにも占い大好きな人って結構います・・・
    女性が多いですね。。。
    楽しむ分には、いいのかなって思いますね。

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