「本の紹介」カテゴリーアーカイブ

5歳の誇りと全体観思考

5歳の誇り あの風の谷の子どもたち
5歳の誇り あの風の谷の子どもたち
瀬高 郁子,コンテンツ・ファクトリー
道で偶然よく会う野村さんに頂いた本。
野村さんはリクルート出身でアントレの編集長を経て、
経済産業省のドリームゲート編集長。またコンテンツファクトリーという
会社を経営されている。温和な雰囲気の中に、熱い志がある方だ。
風の谷幼稚園の園長さんと妻も番組で一緒になったりと何かとご縁があり
先日会社に訪問させていただいた。風の谷幼稚園が設立間近のころから
野村さんはお知り合いということで、興味深い話をきかせてもらった。
この園長さんは只者ではない。愛にあふれ、勇気があり、かつ知恵もある。
本当の教育を学ばせていただきました。子供入れたいなー。
私も野村さんに沖縄の話をしたのですが、本当に話しやすい雰囲気を
作ってくださり、安心してお話しできました。
人間の器を感じさせる方です。これからも宜しくお願いします。
会社訪問の帰りに、もう二冊いただきました。新刊だそうです。
・知的戦闘力を高める全体観思考
http://www.zentaikan.jp/
問題解決の全体観 上巻 ハード思考編
問題解決の全体観 上巻 ハード思考編
中川 邦夫,コンテンツ・ファクトリー,中川 学
問題解決の全体観 下巻 ソフト思考編
問題解決の全体観 下巻 ソフト思考編
中川 邦夫,コンテンツ・ファクトリー,中川 学

小さな国の大きな奇跡

小さな国の大きな奇跡(仮)-キューバ人はなぜこんなに心豊かに暮らしているのか
小さな国の大きな奇跡(仮)-キューバ人はなぜこんなに心豊かに暮らしているのか
吉田沙由里,アレイダ・ゲバラ
友人の吉田さんが今度本をだされる。
まだ拝見していないのですが、楽しみです。
私自身、キューバには注目していて、
200万都市が有機野菜で自給できるわけ―都市農業大国キューバ・リポート
200万都市が有機野菜で自給できるわけ―都市農業大国キューバ・リポート
吉田 太郎
この本で研究したことがある。
これから食糧問題や医療問題が起こったときに、キューバの経験した
知恵が生きてくるのではないだろうか。
そして、今回、あのチェゲバラの娘さんが来日するという。
東京、大阪、広島、神戸、沖縄で講演会が行われるという。
詳しくは、HPをチェックしてみてください。
東京は5/14、17、18の3回チャンスがあります。
■世界ともしびプロジェクト
http://www.atenajapan.com/

DIPシリーズ

最近の英治出版は吹っ切っている。最高だ!
素晴らしい本ばかりだしている。が、きっとこういうシリーズは
営業的には厳しいだろう。。。だからこそ、こうした
志のある活動を積極的に応援していくぞー!!
皆さんもDIPシリーズを購入支援してください。
Interdependent Planet

いま、考えておきたい真実がある
この地球上では、様々な要因が複雑に絡み合い、影響し合って様々な変化を生み出します。「相互依存性(Interdependence)」地球はまさに、そうした相互依存性の上に成り立っているのです。私たち自身が「何に依存し、何に影響を及ぼしているか」を自らに問いかけ、考え、行動することが今日、求められています。こうした考えのもと英治出版は、資源・エネルギー、貧困、経済開発、自然環境、国際紛争など、グローバルな視点と取り組みが
要される諸問題について、良書の発行を通じて広く問題提起と情報提供を行い、明日への「対話」を促したいと考え、本シリーズを立ち上げました。

未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]
未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]
スチュアート・L・ハート
ワールドインク なぜなら、ビジネスは政府よりも強いから [DIPシリーズ]
ワールドインク なぜなら、ビジネスは政府よりも強いから [DIPシリーズ]
ブルース ピアスキー
ディープエコノミー 生命を育む経済へ [DIPシリーズ]
ディープエコノミー 生命を育む経済へ [DIPシリーズ]
ビル・マッキベン
チョコレートの真実 [DIPシリーズ]
チョコレートの真実 [DIPシリーズ]
キャロル・オフ
グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 [DIPシリーズ]
グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 [DIPシリーズ]
ニコラス サリバン
石油 最後の1バレル
石油 最後の1バレル
ピーター・ターツァキアン
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
C.K.プラハラード

無境界

無境界―自己成長のセラピー論
吉福 伸逸
今更ですが、ちょうどコメント欄で境界の話がでたのでご紹介。
この本は義母にいただきました。予想外の頂き物で嬉しい限りです。
気になった箇所をいくつかご紹介しましょう。

事実は単純だ。われわれが争いと対立の世界に住んでいるのは、
われわれが境界の世界に住んでいるからである。すべての境界が
同時に戦線だというところに、人間のおかれた苦しい立場がある。
境界が強化されればされるほど、戦いは苦境に陥る。
快楽に執着すればするほど、さらに苦痛を恐れなければならない。
善を追求すればするほど、悪に対する強迫観念が強まる。
成功を求めれば求めるほど、失敗を恐怖する。生に執着すれば
するほど、死はより恐ろしいものになってくる。何かに価値を
見出せば見出すほど、その喪失が怖くなる。つまり、われわれが
抱えている問題の大半は、境界とそれが生み出す対立の問題なのだ。

本来切り離せないものを切り離そうとするから対立が起きるんですね。
国境もそうですね。宇宙から地球を見たら、国境なんてものは見えません。
しかし、そこに国境が現実にあるかのように世界は動いている。

つまり、われわれがふつう和解不可能だと考えている原因と結果、
過去と未来、主体と客体のようなあらゆる物事は、実際には波の
峰と谷のように単一の振動なのだ。波はそれ自体、単一の出来事で
あるが、峰と谷、頂上と底という対立をとおしてのみ自らを表現する。

部分と全体も同様ですね。それぞれを通して表現する。
ここまで手書きで書いていたら、かつて友人のサイトで書評されていたこと
を思い出した。早速見てみると、
・無境界を生きる決意
http://retz.seesaa.net/article/75677246.html

前半同じところ引用してるよ。楽できたのに。。
ま、そんなわけでこの本をお勧めなのでとにかく読んでみてください。
何度も読みたい本の一つです。

菩薩の人

笹川良一伝 世のため人のために
黒瀬 昇次郎
この一冊を読んだだけで、彼のことを大分誤解していたとわかった。
「一日一善」「お父さんお母さんを大切にしよう」というTVCMの
おじさんで善人の仮面をかぶり、実際は競艇のドンとして多大なお金を
費やし利権を作り出していた人だと思い込んでいた。
イメージは当てにならないと反省。実際の人と印象は違うもんだ。
ここまで世のため人のために尽くした人も少ないだろう。
ハンセン病は彼のお陰で撲滅に近づいている。
ハンセン病患者と手をとり顔を擦れ合って、共にご飯を食べ
泣くことが自分にはできるだろうか?彼は実際にやった。
勿論行動の全てが肯定される人は誰もいない。
善悪はそもそも相対的なものだ。清濁併せ呑むという言葉もある。
色んな意味で大きく包む器がなければ、大きなことはできない。
彼は昭和を代表する稀代の大人物だった。
人の評価は難しい。本人が満足していればそれでいいのだ。
日本財団会長 笹川陽平氏 Blog
http://blog.canpan.info/sasakawa

BLOG IT! from Passion For The Future: シッダールタ

Passion For The Future: シッダールタ

「「探り求めるとき」とシッダールタが言った。「こういうことが起こりがちです。その人の眼が自分の求めるものだけを見て、その人は何も見いだすことができず、何も心に受け入れることができないということです。その人はいつも求めているもののことしか考えないからです。その人は目標をもっていて、その目標にとりつかれているからです。求めるということは、すなわち目標をもつことです。見いだすということは、自由であること、開いていること、まったく目標をもたないことなのです。」
目標に向かって努力している人は視野が狭くなりがちだという指摘は鋭い。ビジネスのことばかりを考えていると環境や社会のことを忘れがちである。すべてがつながっているということを知る人が見いだす人なのだと、いう。現代のリーダーシップに一番求められていることだと思う。
「シッダールタの心の中で、本当の叡知とは何か、自分が長いあいだ探し求めてきたものは何であるかということについての認識が、自覚が、ゆっくりと成長して花開き、ゆっくりと実っていった。叡知とは、生きているあらゆる瞬間に「一如」の思想を考え、「一如」を知覚してそれと共に生きられるような心構え、心の能力、各個人がもつ技能以外の何ものでもなかった。」(一如=すべては一体で不可分)
しかし、同時に「叡知は人に伝えることができない」ということを悟る。

大義を説くと、すぐに
「具体的には?」と聞かれる。
答えを求めたがる気持ちもわかる。
参考にしたい気持ちも。
感じて動いて、何かしら道が開けることは信じられないようだ。
言葉で聞くと、それだけで、本物の体験ではないのに、あたかも
経験したかのように認識のラベルを張り、判断をする。
意味がないとか、それでは難しそうだとか・・・。
要は、自分が何をしたいか?自分はどんな在り方でいたいか?
真の自分を思い出すのは、そう簡単なことではない。
非日常がそのヒントの一つとなる。
シッダールタ
シッダールタ
ヘルマン ヘッセ

BLOG IT! from 松陰の問い~『日本を教育した人々』斉藤孝

藤沢烈 BLOG

いま自分がどういう世界に生きて、何をしなければならないか、何を使命としていきなければならないかという意識だった。その使命感に対するセンスがなければ、学問をしても意味がない。もし学問をする意味があるとすれば、そのような使命感を自覚するところにある

使命見つけたい方は、明日20日のイチャリバに是非遊びに
いらしてくださいませー!
http://www.e-birth.jp/news/index.html

喜びの秘密

神との友情〈下〉旅は続く 光が見える (サンマーク文庫)
神との友情〈下〉旅は続く 光が見える (サンマーク文庫)
ニール・ドナルド ウォルシュ, Neale Donald Walsch, 吉田 利子

喜びは外に出さなければ感じられないということだ。
でも、感じてもいないものを外に出せますか?
他の人が喜びを感じるのを、助けてやればいい。
他者の中にある喜びを引き出せば、自分の中にある喜びを外に出すことが出来る。

どうすればそれができるか、わからないひともいます。偉大な言葉ですが、でも、それがどんなことかわからないんですよ。
 微笑みのような簡単なことでもいいのだよ。
ほめ言葉。愛情に満ちたまなざし。愛の営みのような優雅な方法でも可能だ。そうした工夫で、他者のそれにおおぜいの人の喜びを引き出すことができる。

<中略>
感情を分かち合うこと。真実を語ること。怒りをしずめること。批判をやわらげること。耳を傾けること。積極的に語ること。赦そうという決意。手放そうという選択。与えようという努力。受けとろうという、ひろい心。
ひとの心の喜びを引き出す方法は何千もある。いや、何千のさらに何千倍もある。決意さえすれば、方法はわかるよ。

ひとの喜びを引き出すより、怒りや悲しみを引き出してしまう
自分への自戒を込めて再読しました。ぱっと開くと今の自分に
適切な言葉が浮かんでくるシンクロニシティを感じます。

ダイアローグ

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ
ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ
デヴィッド・ボーム, 金井真弓
本の紹介が連続してすいません。本書と、「シンクロニシティ」、
出現する未来」は、一気に通読していただきたい本なので、
連続してご紹介します。
現代は、真の対話が行われていないとボームは言います。

「対話の目的は、物事の分析ではなく、
議論に勝つことでも意見を交換することでもない。
いわば、あなたの意見を目の前に掲げて、
それをみることなのである」

これは気付きという覚醒が必要です。詳しいことは
本著をよんでいただくとして、私たちのコミュニケーションを
振り返ってみてください。
主張を通そうと説得することが多いのではないでしょうか?
いかに論理的にやり込めるか、もしくは交渉が多いのでは
ないでしょうか。
帯には、
「不毛な争いを避け、皆が望む未来をつくる
〝対話(ダイアローグ)〟という方法」とあります。
私達は無意識である想定(メンタルモデル)を持っているのです。
それによって、「自分が正しい」という思い込みが生まれます。
思い込みを対話によって発見し、保留することで、新たな未来が
産まれるのです。
そして、、

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シンクロニシティ

シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ
シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ
シンクロニシティという言葉自体は、高校生のころから触れてきた。
日本語で共時性とも偶然の一致とも言われる。
言葉の説明はこちらをどうぞ。
このページをご覧になった人は、きっと出会うべくして出会ったのでしょう。
人生を本当に満足して生きたい!と魂からの欲求に素直に従いたいと思って
いても、現状のしがらみから抜け出すことは容易ではありません。
本書は、著者の人生を通して、夢が実現する過程を教えてくれます。
魂が本来表現したい、体験したいと願っていることに、耳を傾けて
生きていくと、奇跡が起きることを教えてくれます。
また個人のことだけでなく、集団としての変化についても。
著者曰く、

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