やせ我慢の美学

気が付けば私もいい歳になり、かつて私を引き上げてくれた先輩たちのように、刺激的な機会を創り出して呼ぶ側になったなと感じています。ちょうど、私より上の世代の方と下の世代の方たちとの中間管理職のような立場になったような気がします。なかなか双方が会う機会もないでしょうから、オシャレで粋な紳士たちと場の創造をしていこうと考えています。
先日、世界一服にお金をかける男たちを紹介している番組を見ました。彼らはサプールと呼ばれていて、フランス語で「おしゃれで優雅な紳士協会」の略だそうです。実際その姿は格好いいですが、彼らの信念がまた素敵でした。エレガントに生きるというお手本として刺激を受けましたね。貧しくても洋服にお金をかける姿は共感されないでしょうが、まさにオシャレとはやせ我慢を地でいってます。月収が3万ないのに、300万くらい洋服にかけてるという有様ですからね。
その中で、サプールという生き方を次の世代に伝えることをしている方がいて、その言葉が響きました。

「愛情があるなら大人はいい習慣やいい行いを見せてあげるべきなんだ。

いい服はいい習慣を生みそれで人は成長できるんだ。」

この心意気には感動させられました。そして彼は弟子のために、自腹を切ってスーツをプレゼントしていました。こういうお金の使い方は素晴らしいし、次世代に残るやり方ですね。稼ぎはなくてもお金の活かし方を知っている粋な大人でまさに紳士です。今まで私は服装には無頓着できましたが、少しは彼らを見習っていこうと考えるほど痺れましたね。
これほどの熱狂を生み出すファッションの持つ力は、人の根源的な部分に訴えかけるものがあります。ブランドは誕生してまだ数十年。大量生産されたものが高級品になるなど、当時の人たちには予想もつかなかったことでしょう。いまや、リアルのものよりデジタルなものが価値を持ち始めています。リアルな物よりデジタルな価値こそがクールだというアートをチームラボの猪子氏などは制作しています。以前、西麻布birthにデジタル屏風を設置しようと彼と話していたのですが、予算的な面で断念しました。先日彼と会ったとき、
「あの時作っておけば、いまや十倍以上の価値になりましたよ」と言われ、自分の不甲斐なさに申し訳ない気持ちになりました。やれば儲かったからではなく、初期に応援できなかった自分はお金の使い方を間違えた例ですね。
いいと思ったものは何があろうと貫くことが大事です。サプールのように、エレガントに参りましょう。
世界一服にお金をかけるコンゴのファッション集団サプール「貧しくても最高にエレガント」な生き様とは – モデルプレス

 

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