陰謀論のウラ側

天体ショーが続いている。そのイベントがどういう意味を持つのか?といった解釈は他の人に任せて、そうした現象がどんな影響を及ぼすのかについて考えてみる。

例えば、今日6月6日は約6時間かけて金星が太陽面を通過する日だ。6がつ3つ並ぶから獣の数字だとかミロクだとかいう人もいるだろう。大事なことは、そうした出来事を「重要な信号に違いない」と捉えて行動する人がいるということだ。
信号が当たっているかどうかはどうでもよくて、普通の人は恐らく気にしないことを本気で信じて動く人がいる事実を知らないと、モノゴトの一面を見逃すことになる。普通の人は、普通に考えるから、普通の結果しか生まれない。
普通じゃない人は、普通に考えないから、普通ではない結果が出る。成功して物質的な欲求より、世界の真理に興味を持っている人ほど、こうした天体ショーや霊的なことに敏感だ。
笑い話のように思えるだろうが、6が3つ並ぶ話も、意味があるといえば意味があるし、ないといえば意味はない。どちらとも言えるなかで、どちらの話が面白いかで動いていくのだ。もしくは、例えばその人の潜在意識に破滅願望があれば、世界破滅的な物語を受け入れていくのだ。
スピルバーグがどんな世界を信じているのかを聞いたら、普通の人は危ない人だと思うだろう。でも実績ある人間が荒唐無稽な話を信じて動くと、実際に世の中に影響を与えていくのだ。彼が本気で普通からしたら危ない話を作っても、観客はSFだと思いながらも概念として刷り込まれていく。
力がある人間は、自分の周囲に世界を作ってしまう。その世界にいたら、その世界観が当たり前になる。常識とはそんなものだ。聖書の黙示録的終末世界を信じている超金持ちがいるとする。その人間が真剣に、今日のイベントを666の獣の数字、反キリストの信号と捉えていたらどうなるだろうか?
いま世の中は乱れている。世に啓示を与えるためにも、バベルの塔がなければならないという信念をもって、実際に建築してしまう金持ちがいたらどうだろうか?最近出来たスカイツリーを日本のバベルの塔と呼ぶ人たちがいる。
日本の終わりの始まりの象徴として、スカイツリーを創ろうと企画した人がいたらどうだろうか?普通に考えたら、有り得ないで終わるだろう。あり得ないかもしれないし、あり得るかもしれない。普通じゃない人たちはあり得る方を信じるのだ。
実際、スカイツリーは何のために建てられたのか?電波塔のためだとみんな思っている。本当にそうだろうか?電波を届けたいのなら、携帯の基地局のようにしたほうが安いし、早いのではないだろうか?本当の目的は隠され、後から大義名分をもってきて、もっともらしい理由をつけただけではないだろうか?
世界の仕組みがわかってくると、必ず表と裏があることが見えてくる。だからこそ、先を見通せる人間、成功した人ほど、裏を見るのだ。現実はフィクションを超えている。よく考えたらおかしいことはたくさんだ。
よく考える人がいないから気が付かないだけで、日々流されるワイドショーによってじっくりと考えるということが不可能になっている。次から次へと流れてくる話題に圧倒され、ひとつひとつじっくりと考えられない。そのあいだに、大事なことは表で堂々と進められていく。隠さないことが一番の隠し方だ。
天体騒ぎにうつつを抜かしている間に、小川元法相がした爆弾発言などは気にされないまま流れていく。別にそのことを隠すために、天体ショーがあるといいたいわけではない。天体の動きは事前に予測できる。この時期になれば必ず騒がれるのはわかっている。なぜ金環食の日ではなく、次の日にスカイツリーをオープンさせるのか?オープン日だって、事前に決められる。なぜあの日だったのか?天気予報だって、統計で快晴になりやすい日もわかっている。当日は雨だった。
話が事実かどうかは問題ではないのだ。どちらでもいいのだ。大事なことは、そうした視点で動く人間がいるという事実だ。不自然であり得ないことも、堂々とやれば自然であり得ることになる。
世の中は吹っ切ったモノ勝ちなのだ。

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