朝生まれて、夜に死ぬ

一人の菩薩がこの世を去った。ジョブズ氏は、仏教徒でインドを放浪したことも知られている。深い求道心がなければ、これほど世界に影響力を持つことはなかっただろう。彼自身は、デザインできるでもなく、プログラムできるわけでもない。だが人間が持つ、創造力を多分に発揮したアーティストだといえよう。彼の世界を創造したのだ。

我々もいま、一つの邦(くに)を創造している。今後の社会には、芸術的要素が必要になるのは間違いない。我々がクーピー活動をしていることも関係している。このことは改めて別に書くことにする。
今年は自分の周囲で亡くなる方が多い。

特に最近、同級生が亡くなったので、改めて死を意識するキッカケになった。ある意味私も、社会的には殺されたようなものだったが、実際に死んでしまうことを考えると、そんなことははるかに甘いことだ。
 人間が人間としての道を極める際に、求められる本来の意識は、 
「朝に初めて生まれた気持ちで目覚め、悔いのないように全力で日中を過ごし、安らかな死を迎えるように眠る」のが理想だ。
 この気持で過ごすよう意識してみると、本当に大事な事は何なのかを嫌でも考えさせられる。 
例えば、愛する人に会いたいとする。今日しかないとしたら、今すぐにでも会いたいだろう。が、会ったとしてもお互い満足するだろうか?自分は今日で最後かもしれないという気持ちだったとしても、相手がそうでなければ、ただの自己満足で終わってしまう。
それであるならば、あえて会わずに、自分の想いを手紙に込めたほうが、お互いの幸せにとって大切なきっかけになるかもしれない。今日しかないのだからこそ、大きな流れの中での今日という意識を持つのだ。
今はそばにいるべき時期なのか?
離れて想うほうが良い時期なのか?
自分を深める時期なのか?
 自分と相手の幸福、進化を求める気持ちから、今日という日を見つめるのだ。
目の前の幸福を取るのか?
長い目で見た幸福を取るのか?
自分の使命を意識しなければ、そんな視点は持てない。
この世は、限られているから面白いのだ。無限にお金があったり、時間があったり、健康があったりしては、人は真剣になれない。
一瞬として同じ時はないからこそ、本当は大きな流れも一瞬で作れるし、一瞬でどんな人間にも変われる。
今ここで真剣に生きる事しか人生の秘訣はないのだ。
一期一会が真理なのだから。

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