負のエネルギーの活用方法

 人間の感情の中で、怒りのような感情は出すべきでないと一般では教わる。怒りに限らず、嫉妬や妬み、ヤッカミなど負の感情エネルギーは抑えるべきで、それが大人であると。その通りだ。わめき散らしていては幼稚だ。だが、いつもがいつも感情を抑えることが正しい訳ではない。

時には負の感情だろうと遠慮無く、所構わず出さなければいけない時もある。調和を乱すことを恐れるあまり、自分の気持を無視していたら、誰が自分の心を守ってくれるのか?誰が本当に自分の味方なのか?自分の心を大事にして欲しい。
気がついたと思うが、今回のメッセージは優しい、いい人に向けて書いている。エゴが強い人間は自分を守りすぎて人の話を聞かない。傷つかないように強大な鎧を着ている。その鎧のお陰で抑えられて感情を出さない場合もあるし、調和を乱そうが平気で感情をだせる人もいる。
では時には出さなくてはの「時」とはいつか?一概に簡単には言えない。ケースバイケースだからだ。だがそのタイミングは魂だけが知っている。だから常に感じていれば自然とその時がわかる。頭で考えすぎていては、そのタイミングを逃してしまう。
人を自分の都合の良いように丸め込むのが上手な人間は、切れられないような雰囲気をつくるのが上手だ。あたかも正当な論理を組み立てる。相手の話を聞き過ぎると、納得してしまい動けなくなる。その雰囲気に飲まれて、自分を出せなくなるのを突破するには、エネルギーが必要だ。論理には論理でも対抗できるが、それをしてしまうと、奈落の罠に落ちてしまう。頭には頭ではなく、頭には心や魂で向かうのだ。
心や魂で向かうと相手にとっては意味不明になる。当たり前だ。心や魂は眼に見えないし、説明もできない。なぜむかつくのかを説明せよと言われても、ムカつくモノはムカつくのだ。感情を出すことに慣れれば、上手に論理でも表現できるようになる。すると、愛の気持ちで負のエネルギーを使えるようになる。しかしそこに一足飛びはない。まずはエネルギーを出せなければ始まらない。いい人ほど、自分を責めて出せないからだ。
相手に怒るより、自分を見つめて自分を変えれば相手も変わるとも言う。その通り。だがしかしだ。例をあげよう。
G君が失礼な言動をAに対してした。Aはムカツイて、「Gの野郎め許さん」と思ったが、自分の言動を振り返ってみた。すると、AはかつてGに対して失礼なことをしていたことに気がついた。あれからこんな言動をGはするようになったのかと理解出来たら、自分のほうが申し訳ない気持ちとなり、急速に怒りのエネルギーがなくなった。それ以来、何かムカツイても振り返れば自分の側にも理由が思い当たり、自分を責めるのにエネルギーを使って、相手に出すエネルギーはなくなっていった。
いい人ほど何も言えない理由の一つだ。自分を責め続けるとどうなるだろう?すべて嫌になっていく。当たり前だ。真面目な人ほど自殺しやすい訳である。喧嘩両成敗というように、どちらにも言い分はあるものだ。それを自分だけが反省していたら、片手落ちだ。相手のためにも伝えないといけない。反省していたら、自分も悪いしなーとなって、感情の伝え方が弱くなる。あとで自分では反省するとして、その場では反省を後回しにしてぶつけたほうがいい。確かに、Gには失礼なことをしたから、いまその仕返しをされたのかもしれないが、これとそれとは違う話なのだから、伝えなければ魂はスッキリしない。その後で反省して謝ればいい。
また、カチンときたからと全部が全部反応する必要はない。溜めてためて、ここぞという時に一気に出すのが伝わりやすい。いつも怒っている人間の言葉など周囲の人間は真剣に聞かない。しかし、そんな上級者向けのやり方はすぐには出来ない。まずは、ムカっとしたら、その時に「すいません、今自分むかつきました。何でかはまだわからないので、深めてみますが、貴方も考えてみてください」と言えたら上等だ。これでも難しいのなら、一度その場を離れるなり、不愉快そうな表情をするなり、まずは相手に自分の気持を伝えることから始める。最初は理性を使って冷静にでもいい。段々と出していくうちにわかってくる。
先程の例で言えば、AはGの為にもエネルギーを溜めるのが愛だ。その時、因縁であれば別だが、そうでなければ愛のエネルギーは高度すぎるから、彼のためにとそこまで高尚な気持ちにはなりにくいし、反省してしまったら益々想いは続かない。段々と無関心になってしまう。するとお互いにドンドンと距離が離れていく。それを縁がなかったと言う事では済まされない。Gに向かわずAは逃げてるだけだ。
Gの為にも、その場で出せなかったのであれば、機会がくるまで「あの野郎見返してやる」とか「とっちめてやる」でも、関心を持ち続けることが大事だ。その為に負のエネルギーを使えばいい。そういう感情のほうが長続きする(笑)
本来、エネルギーに善い悪いもない。コンプレックスなどの感情も一見負のエネルギーだが、それを活かしている、いわゆる成功者は多い。だがそれだけでは金を得ても、心は安らかにならない。成功を維持するためにコンプレックスを持ち続けても寂しいだけだ。せっかくのエネルギーだ。負のエネルギーだろうがなんだろうが、自分と相手のために上手に活用しよう。

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