沖縄戦の日本兵

証言 沖縄戦の日本兵―六〇年の沈黙を超えて
証言 沖縄戦の日本兵―六〇年の沈黙を超えて
國森 康弘
著者は私と同じ年。直接私も沖縄の人に沖縄戦の話を聞いたことあるが
壮絶だったのか、あまり話したくないと言われたことがある。
我々の世代が直接話を聞いて、語り継いでいかなくてはいけないと感じる。
想像力が欠けたとき、人を人と思わない決断がされていく。
人以外の存在に対しても同じだ。都会ばかりにいると、自然の中で感じる
ものが失われていく。定期的に自然に触れるべきだ。
そして、一年に何回かは、こうした本を読んで欲しい。
一気に読めてしまう。読む前は少し憂鬱だったがやはり読んでよかった。
多面的な視野を身につけたい。いい悪いではなく、状況次第で人は
どういう行動をする可能性があるのか、困ったときほど冷静でいられるように。

「沖縄の人は日本人以上に日本人であろうとした」P33
見方を変えれば、日本軍は「住民を盾にゲリラ戦」を行うことで、
「戦闘の長期化」をはかったといわざるを得ない。P106

著者のサイト
http://www.kunimorifoto.net/
沖縄以外にも世界の写真ルポが掲載してますし、
本に掲載されていない日本兵の話もありますので
是非ご覧ください。

「沖縄戦の日本兵」への3件のフィードバック

  1. 偶然、御サイトに拙著が紹介されていることを知りました。ご紹介頂き、励みになります。ありがとうございました。
    仕事の「畑」は異なるかもしれませんが、共有し得る話を肴にすることはできるかもしれません。その日がいつか訪れることを、勝手ながら願っております。ご自愛ください。
    國森 康弘

  2. 著者様ご本人からとは嬉しいですね。
    お会いできる日を楽しみにしております!

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