なぜ沖縄をテーマにしているか?

最近、沖縄でやろうとしていることをどうしたら上手に表現できるかを
思案していたのだが、本当にこれが難しい。
ただのリゾートといった事業をやるということではなくて、
もっと根源的で人として大切な思いやり・愛に通じることなのです。
「本当に大事なことは見えない」と星の王子様もいいましたが
見えないことを伝えるのは難しいですね。
本来は簡単で、ハートを開いて話せばすぐ伝わることです。
が、都会にいると頭脳によるガードができていて、またそれがないと
生きるのが難しくなっているので、ガードをどう解除して伝えるか?
一つ思ったことは、事実をまず共有できてないこと。これは私も
そうであったので、沖縄が置かれている事実を知ったら考えが
変わるのではないかな。
「国土面積の約0.6%の沖縄に在日米軍専用施設の約75%が
いまなお集中している」ことの異常さ。異常が常態になり
感覚が麻痺している都会の人々。
沖縄の歴史と課題がまとめられたページを見つけました。
上記の文章もここから引用したのです。
一部転載しましたので、是非全文を拝読していただきたい。
米軍再編と沖縄
http://www.asahi.com/ad/clients/waseda/opinion/opinion190.html
沖縄の基地問題は日本全体の問題ではないのか?
 2000年7月、沖縄サミットの取材で世界中からやってきた多くのジャーナリストたちが、沖縄の米軍基地を見て一様に驚いた、「何で日本のこんな小さな島に巨大な米軍基地が集中しているのか?」と。今年5月、沖縄の現状を視察した国連特別報告者のディエンさんは、「基地は沖縄に対する差別だ。日本政府に改善を勧告したい」と述べた。過酷な沖縄戦以降、半世紀余にも及んで沖縄に過重な負担を背負わせ続ける日米安保体制と米軍再編の問題点について、ひとりでも多くの日本人に考えてほしいと思う。
 前述の代理署名拒否で日本政府から起訴されて被告席に立った大田知事は、最高裁の法廷でかつて、次のように問いかけた。「沖縄の基地問題は、単に沖縄という一地方の問題ではなく、日本の主権と民主主義が問われる、すぐれて日本全体の問題ではないでしょうか」と。

「なぜ沖縄をテーマにしているか?」への12件のフィードバック

  1. 沖縄は、行った事ないです!
    でも、沖縄は日本で特別な場所なんだな…きっと
    と思います。
    沖縄は、どんなところですか?
    私は長崎出身ですが、自分の生まれたところはいい所です☆
    長崎弁のよさや、東京人にない明るさもあると思います。
    自分が世界で安心できる場所は、思い出がある所だと思います。私が沖縄で生まれたら、そこが一番安心できる場所になるかもしれません
    文章がまとまっていなくて、すみません笑
    つまり、人で繋がっているのかな?と、今思いつきました。
    人の繋がりは、歴史を変えるのかもしれません。
    私が、歴史を変えようと活動する場所があるならば、原点に帰り、長崎から始めるかも知れません。
    沖縄がどんなところか、知りたいです。
    P.S.「本当に大事なことは見えない」という言葉は、金子みすずの『星とたんぽぽ』に共通しています。是非、読んでみてください… 私は、『はちと神さま』も好きですが。

  2. いつも拝見させていただいています。沖縄出身の20代として基地に関して個人的な意見を申します。
    生まれたときから基地があるので、正直、邪魔だとか無い方が良いとか大きな不満を持ったことはほとんどありません。基地のある生活が当たり前だったので、残念ながら麻痺しているのかもしれません。自分の家の横に消防署があるようなもので、騒音もそれなりにガマンができますし、ヘリコプターが落ちるのも、数年に1回あるかないかですし、正直、私達の世代で基地が無くなってしまえばよいと思う人はほとんどいません。(普天間飛行場、あれだけは別ですが)
    軍用地を国に貸している人は、一生遊んで暮らせるだけのお金を国からもらえます。さらに基地が多くあるため復興費と称した助成金も多く投入されるため、県としても小中学校、図書館、役所など、公的施設が東京23区以上に大変豪華になっていて、沖縄に帰るたびに、舗装された道、建物を見ては、沖縄は都会だと思ってしまいます。沖縄の基地は政治の道具として利用されることが殆どなのです。
    本気で沖縄の基地を心配してくれるのは、なぜだか、尾関さんのような本土の方で、沖縄に住んでいない人たちが多いように感じられます。
    基地の無い頃の沖縄の海や自然を知っていたら、ボクの考えも変わっていたのかも知れませんね。

  3. 星とたんぽぽ、はちと神様、読んでみますね。
    ありがとうございます。
    沖縄出身の純粋なご意見ありがとうございます。
    私も、東京で生まれて、きっとこうしたご縁がなければ
    綺麗な場所だなーというだけで終わっていたと思います。
    ご縁をどう活かしていくか?活かされていくか?
    これは、その人自信が背負うもので、沖縄という
    象徴が背負っているわけではないと思うのです。
    情報を得たり、人に会ったりして、感じたことを
    どう活かして、自分の生きがいにしていくかは
    自分がしないとなりません。
    私たちの活動が、イトウさんにとって
    何かのご縁となり、未来へとつながると良いですね!

  4. 昔沖縄はアメリカ軍が占領していました。そのため鹿児島から特攻隊が出て行きました。一番若い人は16歳、なぜか韓国人の人も日本の未来のために特攻して死にました。僕の大叔父は直接沖縄返還をアメリカに約束させた本人です。僕は今の時代のみんなを愛しているので本当のことを伝えるようにして生きてきました。特攻の映画をつくりました。WINDS OF GOD 今年の8月から英語で公開します。日本映画界初になりました。僕は尾関さんの愛に大変共感しています。真実を伝え合うことからしか始めようがないのが愛だと信じて生きています。

  5. 始めまして。
    大学4年の
    蛭田一史と申します
    僕はいつか沖縄でなにかやりたいと思っていました。
    昨日、知人から尾関さんが沖縄から国造りをはじめめてるって
    聞いて、うわーーっと思って、ブログまでたどり着いてメールしたという次第です。
    最初は沖縄の子にはまって、沖縄で働こうかなとか位の考えでしたが、
    本格的にはまってきました。
    ここ6ヶ月で3回沖縄にいっちゃいました。
    あの独特の雰囲気が僕は好きです。
    感覚だけですが、沖縄は根源的な愛がすごく詰まっている場所だと思います。
    僕ももっと沖縄について勉強したいと思います。
    国造り、僕もなにかできませんか?

  6. ご無沙汰しています。
    いつもながら先を先を見つめ進んでいく姿に
    (文章に)感銘を受けております。
    近くを見れば近くのことしか見えないし
    大きく遠くを見れば更に大きな事が見えてきますよね。
    ニュースで沖縄のことみてもやぱり何故か遠いことのように
    思ってしまいます。
    私1人の心が変わってもそんなに大きな力にはなりませんが
    尾関君は色々それを大きな力として動かせると思いますので
    頑張って下さい。
    単純にうちの家族みんな、沖縄が好きなので
    より素敵なところになっていけばいいなぁ・・と
    かげながら願い、そして尾関君を応援していきます。

  7. 私は沖縄に生まれずーっとこの地で生きています。あたりまえの様に基地がある生活がずーっと続いています。基地問題に関して正直うまく答えられません。確かに米軍基地がないのがフツーだと思います。ないにこしたことはありません。ただ、その代償として生活しているのも事実です。私の場合、住まいが基地の隣、まして小学校の運動場のフェンスの向かいは基地アメリカでした。そして父の職業は軍雇用員(待遇は公務員並)。家も私が小さい頃までは軍人に住宅の一部を貸していました。なので私の一家の生活を支えていたのは基地のおかげなのです。私のような家族は沖縄県内にたくさんいます。米軍基地を正当化するわけではありません。もちろん無いほうがいいに決まっています。ただそれがあることで生活している人もいるのです。

  8. 私も生粋の沖縄人です。私は前の2人のように、基地があること全然当たり前に思えません。とても恐ろしい事だと思います。あの基地の中では、毎日人を守るためではなく、人を殺すための訓練をしているのです。
    戦争を起こしているのは日本ではありませんが、基地の費用を負担している日本は戦争の片棒を担いでいるのと同じです。まして、沖縄はその戦争へ向うための軍人を養成している基地を抱えている。非常に恐ろしい事です。
    それを当たり前に感じている私と何歳も変わらない若い人がいることも、末恐ろしいです。
    ご飯を食べるには基地が必要だと思っている人が大勢いることも知っています。でも、基地がどういう所なのか、もう一度考えてほしいと思います。
    世界にある、基地と関連するもの、言葉がこの世から早くなくなることを望んでやみません。

  9. ブログはじめて、拝見しました。
    申し訳ありません。この件に関して熱く語ります。
    私も沖縄です。基地が無くなれば、職を失います。職を失う人が大勢でます。
    今になって返還を求めるって、遅すぎじゃないですかねぇ???政府は…
    米軍も地域と密着してますし、事件も起きますが、報道されるから
    表に出るのであって、都内以外の地方都市の事件みたいに埋もれません
    土地の割合で都内よりは十分自然があります。まずは都内の自然から
    回復してみては???
    因みに少子化とは無縁の地で、人口密度、活気、ブーム等で
    多くの企業が今、沖縄を狙っています。
    米軍より日系企業の進出の方が数倍危険だと思います。
    米軍を追い出し、その土地で政府御用達企業、成り上り企業の進出等
    裏で何か有るのではないでしょうか…
    台湾、中国が近いですし、コンピュータ系、IT系、食品系、アパレル系、が狙っているのでは・・・。

  10. サイバーエージェントの藤田社長のブログから、ここにたどりつきました。
    沖縄はこの10年間、普天間基地の問題でゆれています。
    しかし自分が思ったのは、尾関さんが書いている”人として大切な思いやり・愛”とは何か?です。
    自分は他人に対する思いやりや愛よりも、まず自分自身に対する思いやりや、愛を大切にしたいと考えています。(決して他の人をないがしろにするわけではないです。)自分自身を大切にし、自分を愛することができれば自然に他の人達も大切に出来る・愛せるようになると・・・
    ”ハート開いて話す事”尾関さんのこの言葉に惹かれました。
    沖縄での事業、楽しみにしています。(^^)

  11. 私も沖縄人です。
    生まれた頃から基地がそこにあった私たちの世代にとっては、最早当たり前のものであり、それについて特別マイナス感情を抱いたことはありません。
    今の沖縄ブームで持て囃されているのはサンシンだったり琉球料理だったり青い空青い海だったりしますが、日常にアメリカが傍にある環境、アメリカ的な匂いを感じることの出来る空気感、ってのもまた、沖縄の魅力の一つといっても過言ではない気がします。
    公園でバスケをしていたら声をかけられて一緒にプレイしたり、クラブやビーチで意気投合して共にはしゃいだり、確かに人を殺す訓練をしている人達なのかもしれないですが、でもひとりひとりが殺人予備軍、というのは少し論が飛躍しすぎている気もします。彼ら一人一人は、明るくて気のいい人達ですから。
    軍事や戦争を語るつもりはないので、あまり深くは話しませんけど。
    まぁ基地反対ならそれでもいいですし、平和を求めるのも大切なことだと思います。
    でも、今の沖縄では一部の人たちの感情論だけが横行しているように思えてなりません。
    反対なら、なくしたいと思っているのなら、軍雇用員その他仕事上基地と関係している方々のこれからのこと、跡地利用のことその他基地に関連する全てのことを総合的に考えていかなければならないと思います。
    今の基地返還論議『基地のない平和な沖縄を目指して』は、『機知のない平和な沖縄を目指して』いるような気がします。
    もっと建設的な議論を、望んでいるんですがねぇ。。
    …ということをもっと多くの人達に考えてもらうために、尾関さんにはもっともっと沖縄のことを取り上げて欲しいと思います。
    頑張ってください。

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