真実と事実

取材を受けているといつも思うことがある。
言いたいことを相手に伝わるように表現することって難しい。と。
身近にいる人にでさえ、真意を伝えるのは難しい。
ましてや、取材を通してなど尚更であろう。
上手なライターさんや、ディレクターさんは、
こちらの意図を汲み取って、わかりやすく翻訳してくれたりすることもある。
予想以上にそうなんだよーということも、まれにあるが、ほとんどは
本当は違うけど、まぁいいかという状態だ。
メディアで伝えるには、わかりやすく、心に残るように編集されなくては
ならないからだ。例えば、会社の売却の理由も、飽きたと一言で表現してしまえば
わかりやすい。その裏には、いろんな心情がうごめいている。
それをみた、元社員の方はどうおもうか?おれのキャラクターを理解してくれているだろうか?
結局は、人はみたいものしかみないのだという割り切りがあるから、あとは行動でカバーする
しかないのだと思っている。
考え出したらきりがない。人の数だけ、真実がある。
センシティブになると心が痛いから鈍感になっていく。

「真実と事実」への4件のフィードバック

  1. 体験・経験が言語化される時点で、
    一般化され省略が生じていますもんね~
    それがマスメディアを通すとなると、
    ほぼ歪曲されてしまうのでしょう。
    まさに「翻訳」ですね。
    しばらくは騒がしいでしょうが、頑張ってください。
    応援してます!!

  2. ごぶさた。
    >センシティブになると心が痛いから鈍感になっていく
    このフレーズいいね。
    自分が新聞記者を目指していたころは、同級生が取材されるようになるとは思わなかった。
    まさに「事実とは何か」(ホンカツ)ですね。
    このblogみたいに、自分の中の「真実」を自分の言葉で書ける場を誰でも持てるのは、いい時代になったと思います。
    そんな時代にしていけるように、お互いがんばろう。

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