『現状の被害者』

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   『現状の被害者』  2004.09.14
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「全て自分の事だと思って全力を尽くす。自分の事と思えば、どんな辛い
ことでも我慢できる。そして、人の喜びを自分の喜びとする」
                     青井忠治(丸井創業者)
人は誰でも自分は正しいと感じている。それ故に、自分と違う意見や行動
に触れると、それは間違っているという姿勢で意見を出しやすい。自分の
意見、信条、行動は、自分の赤ちゃんと同じで可愛いのである。
他人の赤ちゃんは、どんなにスマートでも、自分の赤ちゃんほどには可愛
くないのである。このことを常に自戒して思い出すようにしている。
「自分は正しい」と無意識に感じていることを自覚していないと、現状の
被害者になりやすいのである。自分は正しいのに、周囲や相手のせいで、
理解してもらえない、もしくは間違っていると思うことを言われる。
現状の不満は、大抵自分が招いたことで、周囲はみな自分が正しいと思っ
ていると考えていれば、原因を自分に求めることができる。さすれば原因
を自分以外に求めるよりも、自己成長できるのではないだろうか。
実は自分は被害者ではなく、加害者なのではないかと考えることが、愛の
実践につながると感じた最近の反省でした。
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