自由がない辛さ

はじめに

安田さん無事に解放されて良かったですね。本人が一番嬉しいと思います。私もかつて1ヶ月以上閉じ込められて、監禁生活を強いられたことがあるので、自由がない生活の辛さは少しだけわかります。そのことについて、あまり思い出したくもありませんが、体験談の一つとして公開します。

監禁体験

私の時は、信じていた人に騙されるような形で監禁が突然始まりました。監禁されている間に、荷物やら何やら全てなくなりました。監禁中は、本が数冊とノートがあったので、安田さんよりまだマシでした。そのお陰で時間を潰したりできましたから。般若心経を写経したりしていました。時計とかもないので、時間の経ちかたがよくわからなくて辛いのです。そこで私はタイマー式の扇風機を回して時間の経過を計ったりしていました。でもこれもうっかりと途中で寝てしまうと、起きた時にタイマーが切れていたりして、また時間の目安がなくなり、涙目という状態でした。扇風機のタイマーで一喜一憂ですよ。体験するまではこんなことで感情が起伏するなんて想像もできませんでしたね。状況によって、普段どうでもいいことが大切になったりします。

不安との戦い

私の監禁部屋は、まだ板で閉じられた窓の隙間から日が射したりして昼夜の区別がつきましたが、これさえないと、本当に何日経っているかもわからないので恐怖です。人って情報が遮断されるだけで不安になりますよ。

人間不思議なもので、監禁されているんだから、時間なんてどうでもよくなりそうなんですが、今がだいたい何時くらいかを把握したくなるんですよ。いつ出れるかわからないと、1日が終わることがすごく嬉しいんです。とにかく早く時間がすぎて欲しいと。わずかな楽しみを見つけるのが上手になります。余談ですが、虫と話したりもしてました。あと筋トレしてみたりとか。1日の中でもアップダウンがあったりして、気持ちが忙しく上下してました。気分が落ちると時間の経過も遅くてより辛いのです。

気分転換になるのが、食事と排泄でした。粗末な食事でも、変化があれば楽しめるのです。単調で同じ食事だとしたら、それは拷問になると感じました。

排泄も普段なら観察もしないのに、そういう時は硬いとか柔らかいとか色とか興味が出てきます。変な話ですいません。オマルでさせられるのも慣れちゃうから怖いです。部屋の中にそれがあるわけなので、大をすると臭いがこもって辛かったなぁ。

特に辛かったこと

あと自分は音楽が好きなので、好きな音楽を聞けないのが辛かったです。一生懸命自分で鼻歌してみたりするけど、一曲全部は出てこないもんなんですよ。音楽プレイヤーが勝手に次々と曲を流してくれるって最高だなと思いました。音楽さえあれば、監禁生活も乗り越えられます。歌って感情に作用しますね。自然と涙がでてきたり、泣いたりしちゃいますから。

今まで我慢もせず、やりたい放題で生きてきた私ですから、自由がなく選択の余地がない生活は苦痛の極致でした。美味しいご飯とかも勿論食べたいのですが、自分が今こういう状態だと誰にも伝えられないことがとても苦しかった思い出があります。心配して1週間に何回かは連絡くれる人がいるといいですよ。

1ヶ月でも気が狂いそうでしたから、安田さんは外国で数年とか本当にタフな状況でよく自殺しなかったなと思います。人間の心なんて簡単に壊れます。当時一番辛かったのは、子供に対してでしたね。本当に自分の馬鹿さ加減のせいで、辛いおもいをさせてしまったと情けなく思いました。アホな父ですまなかったと今でも思います。

時間だけがあると、後悔や失敗、反省など色々と自分で自分を責める状態になります。どうか安田さんを責めないで欲しいです。3年間、自分のことを自分が一番責めているんじゃないかと思います。時間という二度と帰らない、かけがえのないものを奪われたのですから。周りは温かくそっとしてあげるのがいいと思います。

まとめ

自由に動けるというのは素晴らしいことです。普段当たり前のことが実は当たり前じゃないんだということが本当によくわかります。一年に数日くらいは監禁生活をしてみてください。何ならお手伝いしますよ(笑)

ちなみに私を監禁した一味が、後でもっとひどい監禁部屋を作っていた痕跡を発見しました。ここに監禁されなくて良かったと心底思いました。今はこの体験もバネにして自由に感謝しています。もっと詳しく知りたい人は沖縄まで会いにきてくださいね。夜通し語ります。

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