今の日本では、本気になりもしないで、諦めてしまう人が多すぎる。あなたは今までの人生、一度でも本気になったことがあるだろうか?
この世の中は、本当に本気になればできないことなど何もない。
例えば、あなたが映画を創りたい!と思ったとする。しかし、創りたいと思ってもあなたは途中で諦める。諦める自分を認めたくなくて、諦めるための理由を必死で探すようになる。
そうはいっても自分はそんな能力を持ってない。
そうはいっても自分は映画を作るようなお金をもってない。
そうはいっても仕事があるから、そんなこと考える時間は無い。
そうはいっても家族がいるから、自分勝手には動けない。
そうはいっても親にそんな夢のようなことできるわけないと馬鹿にされるから。
すべて情けない自分を認めたくないための、言い訳でしかない。本気ではないのだ。
では「本気」とはなんなのか?自分の人生すべてを「賭ける」ことである。それしかできないように自分をまず追い込むことだ。背水の陣だ。それをしないと、「死んでしまう」状況に自分の身を投げ込むことだ。
例えば、先ほどの「映画を創りたい!」という目標があるのであれば、全てを賭けてそれを創るためだけに生きることだ。
それが成功するかどうかは問題ではない。とことんやれば、どんな結果になっても魂は満足する。人生の最後で、
「ああ、おれは映画を創りたかったのになぁ」と後悔したくなければ、どんなものでもいいから、作ってみればいいのだ。
人間死ぬ気になれば、大抵のことはできる。会社も辞めて、生活費もなくなり自分は「死んでしまう」状況になれば、人間は本気になる。そして、本当にやりたいのかどうかもわかる。
自分にとって、何が必要で、何が必要ないか。切羽詰まれば自然と判明する。
この世の中で何かしら意義あるものは、そういった本気の人間たちが、生き死にを賭けて作り上げてきたものばかりだ。魂が込められたものだけが時間の重みに耐えていく。
必死になれば、どんな道も開けてくる。
映画を創るために投資家と知り合う機会が欲しい人は、機会を本気で作れば良い。「そんな機会は簡単にないだろう」と思っている人は、単にアンテナを張っていないだけだ。本気になれば、そんな話はどこにでも転がっている。本気でないから、その機会に気付いていないだけだ。
本気になれば、不思議とシンクロが起き、すべてがその方向に動いていく。これは「自然界の法則」でもある。
今、あなたがあなたの人生に満足していないのは、ただ単にあなたが「本気」ではないからだ。本当にそれだけだ。
一つでも言い訳をするであれば、それは本気ではない。言い訳をするのもよいだろう。ただ、一生そのまま言い訳を続けるだけだ。
しかし、本気になるのは簡単ではない。そこには、人間としてどうしようもない自我が存在し、それが邪魔をする。沖縄的にいえば、霊が邪魔をする、ということだ。
本気で求めていれば、背水の陣を取ることによって、それすらも越えられるのだが、大抵の人はそこまでの選択をいきなりできないであろう。
一歩ずつ本気になる方法もある。邪魔をする霊に気付き、徐々に取り除くきっかけとなるのがジョイントである。だから、「本気でこうなりたい!」と思っているが、現時点でまだ本気になれていない人はジョイントを受けてみるのも良い。それが全ての始まりになるはずである。
ジョイントをきっかけに、過去も現在も未来も全てが繋がっていることに気付く。そして、「本気になりたい」と思っていた自分すらをも超越した自分を発見することになる。
本気ということを知った人にだけに与えられるご褒美である。