和(やわらぐ)をもって貴しとなす

親友の松山太河氏に、聖徳太子の17条の憲法の内容を教えてもらった。
温故知新ですね。勉強になりました。
今の世にも通じる内容です。聖徳太子自身のイメージは、
一度に何人の話を聞けたという、この話しかありませんでした。
最近、五木寛之氏の本を読んでいたら、
「聖徳太子は、大工にせよ板前にせよ、技芸の徒の祖のような
位置にありますしね」とでていました。インテリ階層の代表という
よりはもっと職人の棟梁的であったと。
歴史を知れば知るほど、イメージとは違うことが多々あって
面白いです。彼がどうあれ、17条の憲法に書かれている内容に
違いはありません。
よかったら読んでくださいませ。
十七条憲法 全文の口語訳
http://www.geocities.jp/tetchan_99_99/international/17_kenpou.htm
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%9D%A1%E6%86%B2%E6%B3%95
『聖徳太子は、十七条の憲法の冒頭で、まず和の精神を高らかに唱えた。「和(やわらぐ)をもって貴しとなす」そして「忤(さから)うこと[争うこと]なきを宗とせよ」と続けた。聖徳太子の時代、豪族は争い国は分裂しかけていた。そこで聖徳太子は、「和」を強調し、仲良くすることの大切さを説いたのである。』
<第十条>

井の中の蛙

「偉大な発見の種はいつでも私たちの回りを漂っている。
しかしそれらが根を下ろすのは、それを待ち構えている心にだけなのです」
   ジョセフ・ヘンリー(米物理学者)
「井の中の蛙大海を知らず」という諺があります。
森林の環境問題を考えていたら、この諺を思い出しました。
環境問題は、世界レベルで密接に関連していて、全部を把握することは
到底不可能に思えるからです。
森林伐採。その文字だけを追うと、自然破壊のように思えます。
ところが、自然のままにしていては、木は充分に育ちません。
ある程度人が手を入れることによって、自然のままよりは
森も栄えることができるのです。
日本の森の状況を知るには、
「緑の列島」をご覧ください。
http://eco.goo.ne.jp/education/kanbatsu/kanbatsu2004/00.html
現状がよくわかるかとおもいます。日本は、緑が諸外国に比べて多いが、
国内の森林を使わず、国外の森林を使うことで、国内の森が死にかけて
いるのです。
琉球での初めての環境問題も森林伐採が原因だったようです。
http://okinawa-rekishi.cocolog-nifty.com/tora/2005/08/post_f9e4.html
私は沖縄のこのプロジェクトを始めるにあたって、森林伐採について考えました。
その時に都会の人が持っているエゴに気付かれました。
都会は空気と資源を消費し、田舎が森から空気と資源を提供します。
それゆえ、森を保存しておいて欲しいと都会は願いますが、田舎に住む人も
豊かな暮らしを願うのです。森のまま残しておけば、都会は潤うかもしれない。
しかし、地元に住んでいる人には我慢を強いている構図となります。
六ヶ所村の件もそうでしょう。自分たちから遠く離れた場所に尻拭いをさせていく・・・。
日常から切り離されていれば、心が痛むことはありません。
日本のこの豊かさも、世界(他地域)からの輸入物質によって成り立っています。
生産地が環境破壊してでも、日本に輸出していたら責任はどうなるのでしょうか?
地球規模で、環境への人間の関与を図ることはとても難しいことです。
なので、地域ごとのバランスをとっていく事しかないでしょう。
私は、私が関与することで、無駄な開発ではない、自然と共存した
地域自立の街づくりを志向していこうと考えて実行しています。
私は私のやりたいことで、できることをやります。
結局は各自の生活態度が影響します。商品・サービスを選択購入する
ということは、その製品の背景にある考え方、やり方を支持して
投票することと同意なのですから。
私からの提案として、直接開発に携われない人は、
「サステイナブル・ファンド」に投資されてはいかがでしょうか?
https://www.sustainable-investor.co.jp/si/fund/top.html
皆さんの資金という投票権を、環境問題解決のファンドへと投資することは
僅かな資金さえあればすぐできることですから。
冒頭に上げた言葉のように、解決策を始終求めている人にしか
偉大な発見はやってこないことでしょう。

自主上映会のお誘い

先週は沖縄で講演会、そして昨日の「いちゃりばちょうでい」と
また一つ輪が広がった週でした。こつこつと輪を広げて、
大きな輪にしていければと思います。
さて、皆さんは自主上映映画をご覧になったことございますか?
私は、地球交響曲くらいしかないのですが、興味深い映画が
いま二本あります。一つは、コメントで教えてもらった、
「六ヶ所村ラプソディー」
http://www.rokkasho-rhapsody.com/
もう一つは、
「久高オデッセイ」
http://www.lico.jp/kudaka/index.html
http://www.office-ten.net/kudaka/top.htm
どなたか一緒に自主上映会しませんかー?
Ps:コメントで頂いていた、森林伐採の件については、根が深いので別途に書きます。

硫黄島

先日、「硫黄島からの手紙」見てきました。
結論から言うと、軽いなーです。
NHKスペシャルの硫黄島のドキュメントのほうが
泣けましたね。
はっ!おれは泣きたいのだと再確認。
とかく、戦争の話で、胸が熱くなるのは、
未来の為に犠牲・捨石になった人々の気持ちを思うときです。
立派な国にしよう!
恥ずかしくない生き方をしよう!と心から思うのですが
長続きしません・・・。それゆえ、映画や話を聞いて
それを燃料として、魂を燃やし続けたいのです。
皆さんの燃える方法教えてくださいね!

生と死と

先日、
ザ・ワールド・イズ・マイン を久しぶりに読み直した。
救いがない漫画だから余計、生と死について考えさせられる。
どんな人もいつかは死ぬ。その時、受け入れることができるかどうかは
生き切ったかどうかで決まるのだなと。
たまたま、私のBlogと同じようなタイトルのBlog(おきらくごきらく)に、
イラク戦争の犠牲者のLinkがでていた。

「ワシントンポストのウェブサイトでは、イラクとの戦争で命を失った兵士の顔写真が一覧で掲載されています。クリックすると、その人の出身地、年齢、所属部隊、どのようにして戦死したかが記載されています。イラクへの攻撃を始めてから、戦死者の数は、すでに三千を超えていて、改めてその数の多さに驚かされます。」

http://projects.washingtonpost.com/fallen/

今年の私の誕生日にも4人死んでる。若い人が多いなぁ。
情報を知れば知るほど、実感が湧いてくる。
イラクの人々はもっと死亡されていることでしょう。
接点や情報がないから、アメリカ軍兵士よりさらに遠い存在で
実感が湧かない。
武士のように、いつでも死ぬ覚悟ができていたら
世界は美しく見えるのだろうか?

茶会デビュー

本日茶会デビューして参りました。
和服を揃えて、すっかり気分はコスプレです。
私が担当したのは、寄付とお運び。
茶事の裏方を経験することで、
亭主側の気持ちもよくわかりました。
袴も多分一人で着れるはず・・・。
何はともあれ、初体験はよいですねー。
新鮮な気持ちになれます。
かといって、初物ばかり追いかけても
きりがないですが・・。
精進の段階に応じて境地を感じ、
今を生きるのが本懐でしょうが、
凡人にはまだまだ難しいようです。
今日は本Blogを読んでくださっている方も
偶然お茶事にいらして、それもまた楽しい経験でした。
最後に、私が寄付の席で説明していた掛け軸の句を
ご紹介します。写真撮り忘れた(><)
元伯宗旦の辞世の短冊
「こくふめか こくふにとふと 生れ来て またくふくふと 成る鐘の声」
もう年末ですね。宗旦が亡くなって、来年で350年だそうで。
歴史に浸った日曜でした。
寄付デビュー
寄付デビュー posted from フォト蔵

ズンバナとエッシャー

職人。こだわりと技術を追求する人たち。
一つの道を頑なに究め続けるのは格好いいですね。
茶道を嗜んでいるせいか、職人技には感嘆させられて
尊敬の念を深めています。
Yシャツの職人が日本にはいます。
三代に渡り日本のシャツ作りを究める三代目迫田宗左衛門。
その想い・シャツのこだわり、などについて直接話を聞ける
機会がございます。
ズンバナ展示会
http://www.zeel.jp/feature/zunbana/zunbana2007.jsp

オーダーメイドのシャツを一緒に作りませんか?
私もいきまーす!
で、職人つながりでもう一つお知らせ。
エッシャーをご存知ですか?
私の好きな画家の一人です。
不思議な絵が私は好きですねー。理由を書いてもいいのですが
こういうものは是非実物を見て感じて欲しいです。
いま、渋谷の文化村でエッシャー展をやってますので
近辺の方は是非どうぞ。