『自分流儀』

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   『自分流儀』  2003.12.19
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二十歳の顔は、自然の贈り物。五十歳の顔は、あなたの功績」ココ・シャネル
先日ある会合で交わされた会話をご紹介。
「デザインのセンスとかあるといいですねー、
           私は何もできないので羨ましいですよ。」
「いや、何もできないのは自由だから良いことだよ。
           何かあるとそれにこだわりがうまれ自由になれないよ」
人間万事塞翁が馬といいますが、ただ超然とするのではなく、自分にとって都合
の良い見方をできると、より生き易くなるのでしょう。続いて言われたことが、
「みんなは何かを探しているけど、自分は訪れるという風に考えるよ」
松下幸之助のいう、捉われない心で素直に訪れを感じて、応じていけば自分なり
のやり方が身に付くのかなと考えました。探してばかりだとなかなか見つからなく
て疲れますよね。疲れないように考えて継続できるようにするのが良いのだとおも
います。
ちょうど、友人の太河より小林一三の文章をいただいたのですが、自分流を探し
ている人には役に立つ言葉かもしれません。長いので興味ある人は別途メール
しますね。その旨お知らせ下さい。
「人には各々その人のみの持つ、一種の天分があるものである。」で始まる名文
ですよ。「私の生き方」という本にでているみたいです。

『要望者たれ』

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『要望者たれ』  2003.12.15
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「私は以前、才能は一瞬のきらめきだと思っていました。
けれど今は、10年とか20年とか30年とか、同じ姿勢で
同じ情熱を傾け続けられることが才能なんだと
思っています。」
羽生善治
おつおつ。気付いたらあと16日で今年も終わり。わくわくしますね。わくわくしす
ぎて盗聴器仕掛けていませんか?気をつけてくださいね。
さて、先週末は大阪・神戸に行っていました。大阪では、先々週くらいに、松下
原理主義のサイボウズ高須賀社長に教えられた、松下歴史館を訪問してきま
した。

幸之助翁は、愚直なまでに経営を考え続けていた人だと改めて感じ入りました。
継続して不断の努力をすることは才能だというような趣旨を羽生さんも語ってお
ります。仕事とは、人間とは、会社とは?といった本質的な事柄について、ずっと
思案していたと思われる言葉の数々に出会うことができました。
一番印象に残ったのは、
「リーダーたるものは、要望者であれ」という言葉です。妥協や満足をすることなく
不断に向上し続ける精神には恐れ入りました。トヨタもそうですね。常に改善。そ
の塵も積もれば方式が大きな結果を出すことは現実が実証しています。
ただ要求するだけではだれもついていきません。自然と「よし頑張ろう」と思って
しまう幸之助翁の語り口を分析すると面白いと思いますよ。私もいくつかヒント
を得てきました。
京都に松下資料館があるらしいので今度はそちらにいってみようかと思います。
ではでわ。